FORTITUDE Resist Till Death And Resisting After Death CD 1890円
関西グラインドの最後の家宝、FORTITUDEが満を持してリリースする1stアルバム。まずはこの作品の特筆しなければいけないことは、LABMHHG のヴォーカルワークである。まず作品の全貌を書く前に、特にVoの在り方、ここから説明しなければいけないであろう。ハードコア的悲痛な叫びであったり、時に妖怪の呪文(妖怪の呪文等聞いた事ないのだが、なんと言っていいのか分からないのでこの表現を使いました)の様な声であったり、そして軸であって当然な DEATHヴォイスもある。過去の作品やライブでは、ここ迄幅の効かせた芸を持っている事を感じ取る事は出来なかったが、本作では突出した存在感を当たり前のようにサウンドの中心に置いている。更に凄いのは、このVoが今回は角度を持って襲いかかることも書いておかなければならないであろう。 不幸か幸いか分からないが、このアルバムは通常のGRIND COREのアルバムとは異なり、非常に、そして非情にドラマティックなのである。トータルでわびさびがあり、聴き込めば聴き込む程、爆音でヘッドホンで聴きながら噛み締めれば噛み締める程、彼らのグラインドという武器を使った一つの物語を感じ取る事が出来る。それはメンバーのルックスとは相反した、芸術的GRIND物語とでも言っておこうか。昨年11月より録音を開始、徹底した音作りの追求の結果がここにある。今までに324, SWARRRM等、秀逸なGRINDバンドをリリースさせてもらってきたが、本作はその2バンドにも匹敵するクオリティと、アルバムのトータリティの深みを感じ取れる大傑作アルバム。リリースに合わせて名古屋の朋友"DISGUST"とツアーも決定! このアルバムも凄いんだが、彼らのライブパフォーマンスは、そりゃもう壮絶、絶句、苦悶(!?)の三言に尽きる。まるで重戦車のドつき合いの如き、音塊と肉塊がぶつかり合いから生まれてしまう正に”暴力”がそこにある。普通に見ていたら押し潰されそうになる。とにかくライブに言ったら彼らの汗には気をつけろ。ヨケロ! 2000年頃結成。大阪のグラインドコア。マイク・アベとサイトゥーンが母体となる無名バンドで活動開始。 2000年5月初ライブ。幾度かのメンバーチェンジを経て今のラインナップになる。 ■
WORLD BURNS TO DEATH/BLOWBACK Split 7 840円
BLOWBACKのアメリカツアーの成功の影にはWB2DのJACKの存在があってこそのものであった。その恩返し的な意味も込めての今回のJapan tour,そしてsplit 7"EPのリリースにいたる。WB2Dは変拍子を取り入れながらもひたすら叩み掛ける攻撃的でありながらも、複雑なアレンジが施された ドラマチックなナンバー"Here a dream dies every day"を収録。BLOWBACKは、"叩き上げられながら,しぶとく生き続けてやれ"という歌詞が印象的な、これぞ BLOWBACK節全開の"FUCK FUCK FUCK"に、ドンドンドン、ドンドンドンとフロアの強烈な響きから幕を開く、" I MAKE UP MY MIND"。今迄にないかのアレンジが抜群に冴えたかの”自由の為”の激テンション炸裂!! ■限定1500枚